ドラゴンズ 岩瀬の凄さ

中スポにも書かれているが、日本プロ野球のセーブ記録を持つ
3人のストッパー（岩瀬、高津、佐々木）の成績を比較してみた。

岩瀬が圧倒しているのは、被本塁打、防御率。
特に、被本塁打は、佐々木の51本に対して30本。これは凄い。

岩瀬の経歴を紐解いてみる。
高校時代は投手。県大会でノーヒットノーランも記録。
良いときと悪いときがはっきりしており、どちらかと言えばノー
コンだったそうです。
大学に進学し野手に。
愛知大学リーグの最多安打記録にあと1本と迫ったが、達成でき
なかったことで野手をあきらめる。（高校時代は投手だった）
新聞記事を読むと、大学時代に全日本で呼ばれた際に当時の小
久保（現ホークス）らの実力を目の当たりにして、野手としての
限界を感じたと読める。
大学卒業時にドラフト指名が無かったことも投手に戻るきっかけ
になったらしい。
※ちなみに、最多安打は元ドラゴンズの神野（東海市出身）

そして、ドラゴンズ入団。
岩瀬に目をつけたのは、近藤真一投手コーチ（元スカウト）。
今でもこの師弟関係は続く。
入団後は、同期の福留や１つ年下の憲伸の存在、そして山田久志
投手コーチとの出会いが大きいと思う。
ノーコンだった岩瀬の基礎を作ったのは、近藤真一であり山田久
志なのである。
そして、何より本人が「負けず嫌いであること」。
どこの世界でも、これが重要。

マスコミの報道では、産みの親として星野監督の名前が出てくる
が、育ての親である落合監督には敵わないだろう。
04年にストッパーに起用した落合監督がいなければ、この記録は
存在していなかったからだ。
星野監督は、クローザーに起用しきっかけを作ったが、08年の
北京五輪で岩瀬を潰しかけたその罪はやはり大きい。
10失点で3敗。国中から国賊のように罵られたあの屈辱。
ドラゴンズファン、そして岩瀬ファンにはとてもつらかった。
その後に復活した岩瀬はやはり凄いと思う。

岩瀬はお酒が飲めない。
そして、寝るときはONE PIECEのアニメを流しながら寝るらしい。
これ、トリビア。

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